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ビブリア古書堂  第7話 あらすじ [ビブリア古書堂の事件手帖]

ビブリア古書堂  第7話 あらすじ

複数の真実 

 篠川栞子(剛力彩芽)は太宰治の『晩年』を抱えたまま、病院の屋上で笠井菊哉(田中圭)と対峙していた。駆けつけた五浦大輔(AKIRA)が割って入ろうとするが、笠井の手にはハサミが握られていて身動きがとれない。半年前、文学館で『晩年』と対面して以来、再会できる日を夢見てきた、と言う笠井は、『晩年』を手に入れるためならどんな犠牲を払っても構わない、栞子にも自分と同じものを感じる、と言った。すると、栞子が自分は笠井とは違う、自分には古書よりも大事なことがある、だから、もう終わりにしようと言うと、ライターを取り出し『晩年』に火を点けた。燃え上がる『晩年』を栞子は屋上から放った。笠井は、それを拾おうとして駆け寄り大輔に取り押さえられる。
 後日、大輔と接見した笠井は、『晩年』は祖父が事情により手放したもので、以来、本を取り戻すことが使命だと感じるようになっていたと説明。本を燃やした栞子を痛烈に批判した。
 その後、大輔は栞子に、燃やした『晩年』は偽物だろうと聞く。本物そっくりに細工した『晩年』を燃やすところを笠井に見せ、あきらめさせようとしたのではないか、と。栞子は大輔をもだましていたことを認め謝った。なぜ自分に相談してくれなかったのか、と怒る大輔に、栞子は、本を読まない大輔に自分の気持ちはわからないかもしれないと思った、と明かした。

 数日後、「ビブリア古書堂」に買い取り希望の須崎(井浦新)がやってくる。須崎は足塚不二雄の『UTOPIA 最後の世界大戦』の買い取り価格を聞いた。鶴書房版の初版でしかも美本だと言う須崎。栞子は、現物を見た上だが、100万円単位になるのではと返答。すると、須崎は車を移動してくると店を出ていき、その後、何時間経っても戻ってこなかった。
 栞子と大輔は買い取り表の書きかけの住所を頼りに須崎を訪ねた。ふたりを部屋に入れた須崎は、古書漫画のコレクションを見せ、先日亡くなった父(でんでん)が熱烈な藤子不二雄のファンでコレクターだったと明かした。さらに、それらを言い値で構わないから「ビブリア古書堂」に譲りたい、それが自分の初恋の人である栞子の母・智恵子(安田成美)への気持ちだからと言う。しかし、一冊だけ売れない本があると差し出したのが『UTOPIA 最後の世界大戦』だった。それを手にした栞子は、はさまれた値札に「ビブリア古書堂」、「2000円」と書かれていたことに驚く。須崎は、それは父が「ビブリア古書堂」で買ったものだと話した。栞子は、コレクションを買い取らせてもらうと言うと、須崎宅を後にした。

・・・続きは?
ビブリア古書堂の事件手帖


///////ドラマに登場する古書は?/////////////

「UTOPIA最後の世界大戦」

足塚不二雄著


【漫画】UTOPIA 最後の世界大戦 (全1巻) / 漫画全巻ドットコム




1953年(昭和28年)8月に鶴書房から刊行された、藤子不二雄の最初で最後の書き下ろし単行本。足塚不二雄名義で描かれ、富山から上京して複数の出版社に持ち込んだが採用されず、手塚治虫の紹介で鶴書房での単行本化が決まった。


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